メイン | February 2006 »

2006/01/29 (Sun)

「mixi(ミクシィ)」って

 今日は、旧暦の元日にあたる春節です。中国の文化が色濃くある中華街などでは、爆竹などで賑やかにお祝いされています。日本でも、中国文化の影響で、沖縄でも盛大にお祝いされるそうです。
 さて、先日の「コーチのためのアロマ教室」 でご一緒した方から「mixi(ミクシィ)」参加のお誘いを受けました。この「mixi」は、「ソーシャル・ネットワーキングサイト」で、ブログに近い感覚で、ネット上で人のつながりを作ろうとするシステムの1つです。面白いのが、基本的にすでに参加している人から紹介を受けないと参加できないことと、趣味などでグループを作ったり、仲間を探せたりできるということです。始めはネット上のつながりでも、オフ会などで実際の人間関係につながることもある。かなり、奥深そうです。
 でも、ブログとの同調(ブログの新規エントリー情報の更新)が取れずにいましたが、どうにか先ほど、ブログとの同調に成功!当面は、ブログでの更新ですが、「mixi」もちょっと面白いものです。

▽「mixi」のサイトは、こちら

2006/01/22 (Sun)

レポート作成中!

 今週末は、レポート書きに家でパソコンの前に貼り付けです。レポートは、今春から大学院に入るための入試の資料です。「自分の5年後・10年後のキャリアゴールを述べよ」、「少子化対策でいまどんなことが採られているか」など全部で5題。各題2,000字以上とかなり、話しを広げるには難しい・・・。
 で、どこのどんな大学院の入試かは、ナイショです。結果が出たら、また発表します。(ヒントは、下の写真からわかる通り、R大学の大学院です)



2006/01/21 (Sat)

「ニコン・ショック」

 カメラの老舗、ニコンがフィルムカメラから事業を撤退する。さらに、コニカ・ミノルタもカメラ事業から撤退するようだ。いまやカメラはデジカメが主流。しかし、フィルムカメラにはデジカメには表現できない再現力がある。今回のニュースは、まさに私にとってショックなこと。私の愛用するカメラは、ニコンの一眼「F-801」。15年以上前に発売され、シャッタースピードが最速1/8000秒という、当時としてはかなりの優れもの(もともと親父のものだったが、親父が使いこなせず、だいぶ前から私用に)。いまでこそ、カメラ屋で中古品が1万円台で売られていて、悲しくなったが、デジカメ一眼にも勝るとも劣らず、現役そのもの。小笠原の旅でも大活躍、おかげでイルカのスピンジャンプの決定的瞬間を捉えることができた。
 今回のニュースは悲しいことだが、やはりデジタルとアナログの良さをうまく使い分けられる社会が大切だと思うのだが。


愛用のニコン「F-801」

「ライブドア・ショック」

 話題で事欠かないライブドアに、粉飾決算した疑惑が持ち上がた。
 早速、非常勤でいっている高校の授業で話題にした。簿記の授業で、財務諸表のことをやっていたので、ライブドアの有価証券報告書をウェブからダウンロードして、疑惑の財務諸表を生徒に渡してみた。
 結果論だか、やっぱり、経常利益は約14億円は怪しい・・・。前期の経常利益は、約4億円。1年で3倍以上の成長・・・。売上高の項目で、売上原価がよくわからない、「ネットメディア収入」と「コンサルティング収入」となるものがこれまたかなり怪しい・・・。
 M&Aや株取引といったものを身近にしてくれたライブドア。しかし、ITバブルで沸いた日本もそろそろ落ち着く頃なのかと思ったりします。

※ライブドアの有価証券報告書は、こちらからダウンロードできますよ。

2006/01/18 (Wed)

「コーチのためのアロマ教室」

 先日の14日に、「コーチのためのアロマ教室」に参加しました。
 お世話になっている方が主催した講座で、お誘いをいただきアロマの基礎を学びました(私は、コーチの資格はないのですが、コーチングのスキルをいろいろな場で活用しています)。
 ワークショップを行う上で、「場」をつくることが主催者やファシリテーターに求められますが、「場」の展開に応じて、アロマテラピー(香り)を効果的に使うことは面白い感じがします。音楽や照明、椅子などの並びに加えて、五感のひとつの「香り」は人間の心理を変える作用があります。
 例えば、「オレンジ」はリラックスとリフレッシュ、「ラベンダー」は心と身体の鎮静、「ペパーミント」は眠気覚ましといった具合に、場面にあわせて使い分けることができる。でも、多品種を短時間で使用すると、気分が悪くなりかなり危険です。何事もほどほどに。
 講座後の懇親会では、中華街の「菜」というお店と、元町のBARに行きました。両方とも雰囲気がよくすっかり時間を忘れていました。

2006/01/16 (Mon)

通信大学のテスト終了!

先日の13日に、高校の情報科の教員免許状をとるために科目等履修生で受講してきた、「北海道情報大学」の科目試験を東京の中野の会場で受けてきました。
昨年の4月から前期でほとんど単位をとったので、後期は「システム設計演習」の1科目のみ。
たぶん、単位は取れたと思うが・・・。しかし、結果が来るまで安心はできない。

2006/01/10 (Tue)

小笠原から帰ってきました。

今日、小笠原から帰ってきました。
小笠原では、思い出に残る経験ができました。
イルカやクジラを見ることができ、イルカと泳ぐこともできました。
また、小笠原で一緒になった方々やお世話になった宿のパパヤさんのスタッフの方に出会えて良かったと思います。
写真などをまとめて、後日、ブログにアップします。



2006/01/09 (Mon)

小笠原の旅記録(5日目・6日目)

 前日までの天気とうって変わって、風も穏やかで快晴の朝だった。荷物をまとめ、宿のみなさんに教えてもらったパン屋「ローカルベーカリー」に向かう。

 このパン屋は、島特産のパッションフルーツを使ったパンがおいしいとのことで、お昼にいただこうと思い買いに行った。地図で確認したので、間違えなかったが、ふとすると見過ごしてしまうところにあった。目当てのパッションフルーツのパンのほか島の天然塩を使ったパンやバナナクリームのパンも買った。



父島は東京から1,000キロ!


パッションフルーツの入ったパンなど

 宿に戻ってからは、行っていなかったビジターセンターや土産を買うため、お店を回った。ビジターセンターでは、イルカやクジラの情報はもちろん島の歴史を知ることができた。お土産は、何を買うか迷ったが、同部屋の島本さんが教えてくれた「makimaki」にまず、行ってみた。ここでは、センスのいいオリジナルデザインのTシャツがトレーナーなどが売っていたが、気に入った色が売り切れということで、今回は諦めた。結局、お土産は、島唐辛子クッキー、パッションフルーツクッキー、ラム酒とパッションフルーツリキュール、絵葉書、モニターキャンペーンのアンケートと引き換えにもらったポスター、そしてパパヤさんのオリジナルTシャツとスポーツタオル。



ビジターセンターにて


お世話になった「パパヤ」さん

 昼食は、宿近くの大村海岸で日向ぼっこをしながら、朝買ったパンを食べる。甘いくてこれがおいしい。海岸ではのんびりと時間が流れる。今日島を離れる気がしなかった。
 そうこして1時を回り、のんびりおが丸乗船場に向かった。乗船手続きを済ませ乗船を待つと、宿に泊まっていた人も揃い、一緒に写真などを撮った。宿のほとんどの人は帰りも2等ということもあり、出航間際にまとめて乗船した。荷物を置き、すぐにデッキへ。パパヤのスタッフの方がすでに見送りに来ていた。目立つノボリで分かりやすい。



二見港の「おが丸」


パパヤのスタッフのみなさんお世話になりました

 スタッフの皆さんに手を振り、2時過ぎ船はゆっくり出港した。出航後、何艘かのクルーザーが伴走する。5分経っても、クルーザーから手を振り見送る。そして、やっぱり目立つのがパパヤの「ミス・パパヤ」スピードが違います。最後まで「ミス・パパヤ」は、おが丸に伴走し、そしてスタッフの方や乗船するお客さんが飛び込む。パパヤのみなさん、ありがとう。ホントまた来たくなるな~。



いくつものクルーザーが伴走


「ミス・パパヤ」はさすが違います!

 おが丸は、父島から離れ長い、帰路についた。帰りは、宿で一緒になった皆さんと、トランプやウノで盛り上がった。ここでもお酒を呑み、長い帰路を短くしてくれた。同じ部屋の中川さん、米田さん、島本さん、仲村さんのほか、高畠さん、廣畑さん、池上さん、三橋さんと楽しい時間を過した。気がつけば、東京に着いていたようで、東京に着く前にみなさんとメールアドレスなどを交換した。
 こうして、25時間半の船旅は、行きよりもあっという間で過ぎ、翌日の3時半ごろ竹芝埠頭に着いた。小笠原での過ごした時間は、久しぶりに自然の豊かさと人との出会いの心地よい刺激を与えてくれた。でも、いつもの通り、冬の東京は寒かった。(おわり)

※旅でお世話になった方々のリンク集
▽「トロピカル・イン・パパヤ」&「パパヤマリンスポーツ」(宿泊先・ツアー)
http://www.interq.or.jp/blue/papaya/index.htm
▽「小笠原海運」(おがさわら丸)
http://www.ogasawarakaiun.co.jp/
▽「小笠原村観光協会」(宿やお店などの情報)
http://www.ogasawaramura.com/
▽「小笠原ホエールウォッチング協会」(クジラやイルカの情報)
http://www.ogasawara.or.jp/owa/
▽「makimaki」(オリジナルTシャツなど通販あり)
http://www2.odn.ne.jp/makimaki/
▽小笠原の天気予報(「マピオン」テレビでは分からないピンポイント・週間予報あり)
http://www.mapion.co.jp/weather/admi/13/13421.html

2006/01/08 (Sun)

小笠原の旅記録(4日目)

 前日の風が気になっていたが、今日も風は強い。でも起きたら、パパヤさんのスタッフの方にはすでに、準備を始めていた。

 9時ごろ、ツアーの参加者が集合し、「ミス・パパヤ」のある港へ出発した。ツアー参加者は、宿の宿泊者以外の方も含め、15人近く。心配した風は少なからず吹いていたが波もまだ、うねっていた。残念ながら、ケータ島(聟島)へは風と波で行けなかったが、今日もイルカとクジラとの遭遇に期待できそうだった。



パパヤの田中さんからクジラの生態についての説明


出発!


「ミス・パパヤ」です。

 船はまず、南島近く、ハートロック、巽島など父島を時計と反対まわりで通り、兄島瀬戸へ。早速、シュノーケリングをする。ここは、海中公園で珊瑚と熱帯系の魚がたくさん見られる波静かなところ。10分ほど漂い船に上がったが、風で寒さが増す。程よくして、昼食を船内で取る。船内では、コーヒーや味噌汁などスタッフの方が用意してくれた温かい飲み物と持参したおにぎりで、体を温める。



「ハートロック」


こんな島も。何に見えるかな?


兄島瀬戸は海中公園

 昼食後、イルカが目撃された情報が船内に入り、船はイルカを追った。そして、イルカの群れを発見。明らかに、前々日より数は多い。前回は、写真がうまく取れなかったので、今回は船の上からデジカメと一眼2台構えそのときを待った。「来た!」と、バンドウイルカのジャンプの瞬間を何度も撮った。船が揺れるので、写真を撮るにも一苦労。写真を撮ることに夢中だったので、イルカと泳ぐタイミングを逸した。でも、それはそれでよかった。たくさんのイルカの群れと船が平行して、1時間以上はイルカたちの見事な波乗りを間近で見ることができた。



イルカ発見でみんな海へダイブ


イルカは大群です


イルカがジャンプ!

 イルカの群れを船が追っていたら、来たルートを戻り、南島の近くに来ていた。また、南島では、ザトウクジラも発見し、ブローのほか、遠くではあるが尾っぽ立ててもぐる様子を見ることができた。残念ながら、間近でブリーチング(高いjジャンプ)は見られなかったが、この日もきれいなサンセット。海のほか何もない、水平線を眺めながら、船は5時過ぎ港に戻った。



夕陽の中クジラを追う


何もない水平線


サンセット!

 宿に戻り、シャワーを浴び、パパヤさんでの「さよならパーティ」に参加。島鮨や島魚の料理など普段食べることのできない料理や島レモンを使ったパパヤさん特性のジントニックをいただいた。さらに、イルカのビデオも見せていただいた。水中ビデオカメラで撮ったものもあり、夏にもう一度イルカと泳ごうという気にさせてくれた。こうして、小笠原での最後の夜は更けていった。

2006/01/07 (Sat)

小笠原の旅記録(3日目)

 朝起きてびっくりした。風が半端ない。台風の並みの強風。テレビの天気予報で確認すると、北風の黄色マークで、波も3メーター以上。

 「こんな波じゃ海に出られない」と部屋の皆さん。「ミス・パパヤ」のツアーも中止。幸いか私は、この日、自転車で父島を一周しようとしていたので、海には出ない。でもやはり、自転車にとっても風はやっかいものだ。
 9時ごろ、パパヤさんにマウンテンバイクを借り、父島を時計回りで出発した。まず、島の北西部にあたる大根山公園に向かった。大根山公園は島の方の墓地公園で、高台から二見港が見渡せた。続いて、島のランドーマーク「ウェザーステーション」こと三日月山展望台へ。展望台では、島の北側の海を見渡せたが、強風のため寒くなりすぐに退散。三日月山の方にも行こうとしたが、にわか雨にたたられ、途中で断念。



大根山公園から二見港を望む


大根山公園からウェザーステーションを望む

 一旦、登った坂を下り、北西の浜へ向かう。まず宮之浜へ向かったが、途中、同部屋の米田さんに会う。「この波じゃとても泳げない。別の場所へ行く。」とウエットスーツ姿に自転車で引き返してくるところだった。程なくして、宮之浜へ。確かに波は強く、サーファーが数人いただけだ。続いて、宮之浜の西にある釣浜にも行ったが、同じように波は強い。



宮之浜


釣浜

 浜辺を見たところで、本格的な山登りコースへ。島の山間部の夜明山・中央山への道へ向かった。奥村の集落を少し入ったところから、キツイ急坂。九十九折の道と強雨風で、まったくペダルが進まず、ところどころ自転車を押して行く。坂途中で、海でのツアーに代えて、山のツアーに出ていた、パパヤさんの車とすれ違う。夜明山の手前に旭山の登山口があり、当初予定していなかったが、自転車を止め、旭山の山頂に向かった。旭山には2つピークがあったが、距離が近い、南峰山頂へ。山頂では、台風並みの強風で立っていられない。二見港の眺めが最高だが、カメラもぶれるほど。そそくさと退散し、道路に戻ったところで、昼食のパンをかじる。



旭山南峰から二見港を望む

 昼食後、再び夜明山に向かったが、途中にでかいパラボラアンテナがあったので寄ってみた。これは、国立天文台の持ち物で、日本全国に4基ある宇宙の銀河系全体の観測するアンテナのうちの一つ。
写真を撮ろうとした時、でかいアンテナが急に向きを変えた(5分おきぐらいに1回動く)ので、びくっとした。その後、夜明山に着いた。着いてびっくりしたが、首のない二宮尊徳さんの像があったり、戦争の時代に使われた建物(戦跡)があり、かなり怖いスポットだった。でも、初寝浦展望台からの初寝浦の眺めは、抜群に良い。



国立天文台のパラボラアンテナ


初寝浦展望台から初寝浦を望む

 夜明山から中央山に向かう途中、見たこともない道路標識を見かける。動物注意の看板だが描かれている動物が珍しく、なんとヤドカリ。島固有のヤドカリが多く見られるとのことで、標識があるようだ。また、ここに来るまでも何種類かのヤギの標識を見かけた。ヤギもまた島にはたくさんいる。夜明山から見た、初寝浦へは、道路から1時間半山道を下りさらに来た道を引き返し登るとのことで、断念し、代わりに自転車を置き、中央山の山頂を目指した。山頂に向かうまでに、同じ宿で、昨日いっしょにお酒を呑んだ、高畠さん、廣畑さんに会う。「山頂は風が強いですよ。」と、予想通りの状況だ。行ってみるとやっぱりという感じで、腰がひけた姿勢でどうにか写真を撮った。



「ヤドカリ注意!」


「ヤギ注意!」

 中央山からは、ダウンヒルで一気に下り、小港海岸へ。時間と体力があれば、昨日見た、ジョンビーチ、ジニービーチまで行けたが、時間と体力的にきつかったのでやめ、代わりに小港海岸に自転車を置き、コペペ海岸への往復ハイクに出た。しかし、これが結構、こたえた。近いように見えていたが、断崖を越えるコース。どうにか、コペペ海岸に着いたが、一休みが必要だった。休んでいる時に、ひとりの女性がラジカセの前で、音楽をかけながら踊っていた。しばらく、見ていたが、どうやら踊りはフラダンスで、夕陽がいい感じだったので、写真を撮ってもいいかのお願いついでに、話しかけた。彼女は元々、関東出身だが、小笠原の職場の関係で住み始めたようで、島のフラを習っていて、「内地より、講習料は安いですよ。」とのこと。陽が傾き始めたので、再び引き返し、小港海岸から宿に戻った。



小港海岸


コペペ海岸でフラの練習

 宿には、5時ごろ着き、同部屋の人と今日の話しをする。夕食は、米田さんとある居酒屋の南国カレーを食べたが、これがおいしい。島唐辛子を使ったカレーで、病み付きになる辛さ。満足したあとは、再び宿に戻り、昨日とほぼ同じメンバーで、お酒を飲む。2日目ともなると、みなさんの素性が分かってきます。 

2006/01/06 (Fri)

小笠原の旅記録(2日目)

 翌朝、6時ぐらいに目が覚めた。すっきりとした目覚めではない。起きて、外を見たが、朝日は望めなかった。

 起き掛けに、熱いコーヒーを飲み、パンをくわえる。気が付けば、あと数時間で小笠原に着くところまで船は来ていた。9時からは、船内見学ツアーに参加。操舵室やエンジンルームを乗組員の方から説明を受け見学した。船は、就航後10年も経っていない優れもので、もちろんほとんどがオートメーション化されている。でも、手書きの海図やアナログのコンパスがあり、デジタル化の現代でも、アナログの世界は消えていない。こうして、乗組員の方は4時間交代で船の安全を守る。見学ツアー後、到着の11時半までの時間を、再び本を読んだり、音楽を聴きながら過す。25時間半、長いようで案外短かった。




 やがて、久しぶりに島が見えてきた。小笠原諸島の無人島、聟島(ケータ島)だ。私は、この島に行くツアーに申し込んでいた。その後、父島が大きく見え始めた。小笠原でも、メインになるのがこの父島と南部の母島。おが丸は、やや遅れ、12時ごろ小笠原の父島二見港に着いた。



 下船したら、小笠原での宿泊先となるパパヤさんのスタッフの方が出迎えてくれた。さらに、同じパパヤさんに泊まる何人かの人と、車に乗り込み宿へ。程なくして、宿に着き、パパヤのご主人の田中さんから宿泊客の紹介とインフォメーションを受ける。私の泊まる部屋は、男性相部屋。インフォメーション後、この日一緒になった2人と共に部屋へ。部屋にはすでに、他の2人が年末から泊まっていたようで、軽く自己紹介をした。

 部屋に荷物を置きひと段落し、島をぶらぶらしようとパパヤさんで自転車を借りようとしていた時に、同じ部屋の米田さんから「この後、パパヤで南島に行くツアーに行かないか?」と誘われ、迷ったあげく参加した。これが、正解だった。ここでのツアーは、8日のケータ島ツアーをすでに申し込んでいたが、行く場所が違うことと運がいいとイルカと泳げるということで、飛び入り参加。ウエットスーツ、フィン、マスクのシュノーケリング3点セットを借り、港へ。参加者は私を含め5、6人。

 港から、パパヤ所有のクルーザー「ミス・パパヤ」に乗り込む。「ミス・パパヤ」は、なかなかしっかりとしたつくりのクルーザーで、もちろん釣り船のような古臭さはない。港を離れ、やや荒れた海に出た。しばらくして、穏やかな浜近くのブイに船を停泊させた。ここで、シュノーケリングの練習をする。「そういえば、シュノーケリングは初めてだった」と思いながら、ライフジャケットを着用し、難なく海に漂っていた。きれいな魚や珊瑚をしばらく見てから、船に上がった。

 南島を目指す途中、スタッフの方から「イルカを発見!」という船内アナウンス。なかなか、素人目では遠くからは発見できない。しばらくして、私もイルカの影を見つけた。「泳ぐ準備を!」というアナウンスで、急いで準備を整え、「GO!」の合図で海へ。何がなんだかよく分からないうちに、目の前にはイルカがいた。波の影響でイルカから離れて行ったが、かわいい「バンドウイルカ」だった。このとき、水中カメラをもて来るべきだったと後悔した。

 日が傾き始めたころ、船は南島に向かっていた。かなり波があり、船は揺れる。なんとも言えない雲に日は隠れている。南島が見えてきた。パンフレットでは、南島へは1月いっぱい規制で行けないと書いてあったので気になっていたが、泳いで島に上陸すると聞いてびっくり。南島のシンボル、扇池のちょっとした岩間から島に上陸した。荒れた波で、なかなか進まないし、岩にぶつかりそうになる。何とか上陸すると、きれいな浜辺と、浜辺に落ちている(?)無数の貝殻が出迎えた。ちなみに、貝殻は「ヒロペソカタマイマイ」で、1,000年から2,000年前に絶滅したと言われる化石で、持ち出し禁止の天然記念物だ。きれいな浜と「ヒロペソカタマイマイ」の化石、さらに扇池から覗く夕陽。しばらく、見惚れた。




 その後、ジョンビーチ、ジニービーチを眺め、サンセットクルージングで港に戻った。ツアーでは、クジラも見かけた。ただ、遠くでブロー(俗に言う潮吹き)を何度か目撃できたので、半日でいい経験ができた。

 宿に戻り、冷えた体をお風呂で温め、同じ部屋の米田さんと仲村さんで、まちの居酒屋で夕食を食べた。島の特産、ウミガメ料理(刺身、煮込み)と島魚を食べた。ウミガメは、初めて食べたが、まったく癖がなく(逆に味が薄い)、淡白。黙って出されたら、分からない。

 8時前に宿に再び戻り、他の宿の方6人と、お酒を呑み、盛り上がる。半分が私と同じくモニターキャンペーンで初めて小笠原に来た方で、もう半分がパパヤのリピーター(常連さん)。でも、関西、東北と内地(小笠原から見た本州など)で見ると、私より遠いところから来た方ばかりだ。

 こうして、小笠原での初日は、大満足の一日で終わった。

2006/01/05 (Thu)

小笠原の旅記録(1日目)

 生まれて初めて小笠原に行くというのに、新年早々、山手線の通勤電車に乗って、浜松町駅から竹芝埠頭に向かった。

 朝、ツアーの集合が8時半ということだったので、普段平日早朝には乗らない通勤電車を乗り継ぎ、小笠原への船「おがさわら丸(通称:おが丸)」が出る、竹芝埠頭へ。浜松町の駅からほんの5分、船の帆をモチーフを正面にする埠頭ターミナルに着いた。私が着いた時に、ちょうどおが丸が、埠頭に着岸しようとしていた。ターミナル内では、すでに、小笠原や大島行きの船を待つお客さんでごった返していた。

 8時半になり、ツアーの受付をして、乗船券を受け取った。10時出航なので、かなり時間が余ったが、写真を撮ったり、音楽を聴きながら時間を過し、乗船時間を待った。9時半ごろに2等客室に乗船(帰りの船で知ったのだが、出航間際に乗れば、定員にならず空きがあれば、何人か分のスペースを使える)。
 10時ちょっと過ぎに、出航。見送りの人が、埠頭から手を振る。バックには、ビル街と東京タワー、そして「ゆりかもめ」。都心では、なかなか味わえない風景だ。25時間半の船旅の始まりは、風景のアンバランスさもあり、不思議な感じだった。



 出航後、船はレインボーブリッジの下、台場近くを通り、東京湾を南下した。天気はどん曇で、かなり寒い。しばらくして船内で、昼食のおにぎりを頬張る。心配していた船の揺れは気にならなかった。午後は、ほとんど船内で、持参した本を読んだり、音楽を聴きながら過す。船内の2等客室は、言ってみれば雑魚寝場所で、あまり居心地は良くない。テレビがあり、NHKかビデオ上映がやっていたが、見ていてもつまらない。私のまわりのお客にも私と同じくモニターキャンペーンの資料を見ている人が多かった。




 そうこうして気が着いたら、夕方。5時ぐらいから、持ち込んだビールやチューハイを飲んでいた。つまみやおにぎりをつまみながら、ゆっくりとした船の時間を過す。船の揺れも手伝い、1時間ほどでほろ酔いに。8時過ぎに船内のシャワーを浴び、寝る準備を始めた。



 10時に船内が暗くなり、毛布に包まり眠りについた。しかし、船の揺れが気になり、寝付かない。天気は相変わらず、期待していた夜空は見られなかった。

2006/01/04 (Wed)

iCards

小笠原に行ってきます。」の書き込みで浜辺のポストカードを載せていますが、これは、Apple社のウェブサイトにある「iCards」というのを使っています。
実際のポストカードのような画像データを、相手のメールアドレスに送るというものです。
無料で、操作も簡単です。(macユーザーでなくても、Windowsでも使えます。)
季節の挨拶やお祝いに使えそうです。

2006/01/03 (Tue)

小笠原に行ってきます。


From iCards

1月5日から小笠原の父島に行ってきます。
小笠原は、東京の竹芝から出ている船便(片道でなんと25時間)でしか行けない、次期の”世界遺産”候補とも言われています。
今回、往復の船賃だけでも4万円以上かかるところを、3月までやっている「小笠原自然体験モニターキャンペーン」で、なんと38,800円で往復の船賃(2等)と宿泊代金(素泊まり・相部屋)、さらにホエールウォッチング・ドルフィンスイムのクルージングが体験できるクーポン券付きです。
初めての小笠原でいまから楽しみです。

(ちなみに、上のポストカードはイメージですので小笠原の様子ではありませんよ)

2006/01/01 (Sun)

ブログ開設と新年のごあいさつ


新しい年の幕開けともに、ブログを開設しました。
まだまだ、移転作業中のため、お見苦しいところもあると思いますが、今後ともごひいきにどうぞよろしくお願い致します。

私はチーム・マイナス6%です。

ページ右下にあるバナー

の通りですが、私は「チーム・マイナス6%」です。
これは、昨年から環境省か進めている地球温暖化防止キャンペーンの一種です。企業のCMなどでご覧になったことがあると思います。実は、個人でも参加できる、言うなれば「エコ人宣言」的なキャンペーンなのです(2006年1月1日現在で、約17万人が参加しています)。
環境問題の中で、一番やっかい(深刻)なのが、地球の温暖化です。私たちができることは、たくさんあります。ちょっと、したことを皆がやれば、温暖化は食い止めることができるはずです。
皆さんも「チーム・マイナス6%」に参加しませんか(バナーをクリックすると公式ウェブサイトに飛びます)。
ちなみに、私はこんなことを心がけていますよ。
・できるだけマイカー利用を控える。
・アイドリングストップをこまめにする。
・できるだけクールビズ・ウォームビズウェアーを着る。
・お風呂の残り湯の再利用。
・まとめて、洗濯、皿洗い、料理。
・エアコン・冷蔵庫の設定温度を適正温度にする。

ブログについて

このブログは、Six Apart社の「movable type」というシステムを使って、カスタマイズしています。また、携帯電話からもこのブログを見れます。携帯電話でのアドレスは、http://www.j-tabikobo.com/blog/mt4i.cgiです。
まだまだ、カスタマイズ途中なので、今は寂しい感じですが、ページのレイアウトなどを変えていきます。
なお、「movable type」のサイトはこちらです。

チャリの旅記録について

 私の学生時代の自転車(チャリ)での1人旅の記録をご紹介するコーナーです。現在、自転車日本一周の旅とアメリカ西部の国立公園の旅の記録を載せております。
 もう数年前になってしまいましたが、みなさんにその旅の思い出や出来事などを伝えるために作った連載コーナーです。(不定期更新)
 ごゆっくりとお楽しみください。

 日本一周編

 アメリカ西部編

コラムについて

旅コラム
 本当の自分に出会う旅をプロデュースするためのコラムを載せております。
 *現在、コラムはメールマガジン「風に吹かれてチャリの旅 ~旅は自分との出会い~」でも連載中! 

ワークショップ・カフェ
 私が仕事でよく使う「ワークショップ」というものをご紹介する連載コーナーです。

「ひとり旅のつくり方講座」ゲストのリンク集

■世界お遍路 千夜一夜旅日記
 国内編第1回目のゲストだった佐藤さんの個人ウェブサイトです。
 私と同じ横浜に長年住んでいらっしゃり、四国のお遍路暦は10年以上。
 お遍路さんの旅に関する書籍をたくさん書かれていらっしゃいます。

■ShinyaNakamuraWeb
 同じく国内編のゲストの中村さんの個人ウェブサイトです。
 518日間・2万3千kmに及ぶ、自転車日本一周の旅日記は感動します。
 今年の夏には、日本百名山制覇へ!

■Maruの汽車旅STATION
 同じく国内編のゲストの山盛さんの個人ウェブサイトです。
 普段は、愛知の私立高校の先生をされていますが、鉄道の旅の講座の講師としても大活躍。
 ウェブサイトの鉄道旅情報は豊富!必見です。

■Colors of Nature/環境共育事務所カラーズ
 海外編第1回目のゲスト、西村さんの事務所のウェブサイトです。
 環境教育・個人事務所業界(?)での先輩&おともだちです。
 西村さんの写真の撮り方や自然の中での楽しみ方には脱帽です。

■ヨセミテ国立公園大好き!
 同じく西村さんが主宰のアメリカ・ヨセミテ公園のファンサイト。
 日本語でのヨセミテに関しての情報量は世界一。

■「ひとり旅活性化委員会」掲示板
 海外編第1回目のゲスト、林さんも所属する委員会の掲示板。
 女の子のひとり旅(主に海外)を応援する委員会です。
 委員会の掲示板や本は、女性だけではなく男性のひとり旅にも参考になります。

■「みんなで作ろう南の島完全ガイド」掲示板
 同じく林さんが主宰する掲示板。
 南の島好きが集まる掲示板ですが、見ているだけで南の島雰囲気。

メールマガジンについて

※2006年9月26日をもって、約3年間発行して参りましたメールマガジンは廃刊させていただきました。
ご愛読誠にありがとうございました。



 「チャリの旅記録」をパワーアップさせた、メールマガジン「風に吹かれてチャリの旅 ~旅は自分との出会い~」を不定期でみなさまにお届けしています。ウェブサイトやブログ未公開のチャリの旅の知恵や情報、さらに旅に関する豆知識や旅の持つ魅力などを載せています。
 下のリンクから最新号とバックナンバーをご覧になって、気に入ったら是非、メールアドレスを登録下さい。なお、購読料は無料です。
 メールマガジン「風に吹かれてチャリの旅 ~旅は自分との出会い~」(マガジンID:0000122646)への登録・解除はここのページでできます。
 また最新号とバックナンバーは、こちらから見ることができます。

メールマガジン登録
メールアドレス:
メールマガジン解除
メールアドレス:

Powered by まぐまぐ

私的なリンクについて


■自分と出合う旅工房
http://www.j-tabikobo.com/

 「自分と出会う旅工房」は、「旅」をテーマに、「自ら成長する人」を支援する場やきっかけづくりの提供および新しい社会・教育システムづくりの提案を目的として、人と人、人と旅をつなぐ各種活動の企画・運営・支援・調査などを行なっています。


■Blowin' In The Wind ~風に吹かれて~
http://www.j-tabikobo.com/tomoyuki/

 「自分と出合う旅工房」代表 秋山の個人ウェブサイトです。ブログ移行前のウェブサイトです。

その1 「ワークショップ」って何?

 みなさんは、「ワークショップ」と聞いて、どんなことをイメージしますか?
最近は、いろいろなところで耳にする機会が増えたので、「ワークショップ」に参加したことがあるとか、または中には、仕事で「ワークショップ」をやったことがあるという方もいらっしゃると思います。

 連載第1回目の今回は、「この『ワークショップ』っていったい何?」というのを私が普段感じている視点からご紹介したいと思います。

 さて、この「ワークショップ」を私は数年前までは、土建屋さん関係のお店、いわゆる「ホームセンター」のことだと思っていました。これが、そうじゃないんですね~。
 「ワークショップ」を一言で言うと「工房」とか「参加者主体の学びの場」といった感じにまります。つまり、大人数でマニュアルにしたがってモノ作りをしたり、誰かが一方的に講義をしたりするのではなく、参加するみんなでモノ(成果)を協力して作りあげようという場(機会や手段)が「ワークショップ」なのです。

 そもそも、「工房」ということから分かるように技術職・モノ作りの世界では、一つの作品を作るとき何人もの職人が自分の持つ技術や才能を生かし、手をかけてよい作品を仕上げていくものが少なくありません。こういう作品は、大工場で大量生産されたモノとは違う味が出てきます。

 また、一方的に講義を受けて聞いているだけでは、話をしている人の意見や考え方が中心となり、話を聞いている人の意見や考え方がその場にいる人同士に共有されることはなく、話を聞いている周りの人はどう考えているのかよく分からず、話をする人と話を聞く自分の関係でしかありません。議題に関して自分の意見を言い、ほかの人の意見も聞き、みんなで議題を話し会う方が、自分と周りの人の関係が作れて楽しいということがあります。
 
 そこで、「ワークショップ」というものを注目されたのかも知れません。今の世の中、大量生産では本当のいいものは生まれず、また、一方的な講義では、つまらないもので、話す人の意見は聞けても、その場にいる人全員が意見を出し合い、納得できる楽しい話し合いにすることは望めません。何か自分の持っている技術・才能や意見や生かし、作品を作ることや議題を解決することが今の世の中、「ほんまもん」で「楽しい」ことかもしれません。

 さて、「ワークショップ」がどういった場面や分野で使われているのかは、次回にご紹介したいと思います。

その2 「ワークショップ」はどんなところでやっているの?

 では、「ワークショップ」はどんなところで、どのような場面で使われているなのでしょうか?今回は、実際に「ワークショップ」が活用されている場面や分野を事例を交え、ご紹介します。

 まず、「ワークショップ」が活用されている分野を大きく分けると、「アート系」、「まちづくり系」、「社会変革系」、「自然・環境系」、「教育・学習系」、「精神世界系」、「統合系」の7つに分けられる。(中野民夫著、岩波新書『ワークショップ』より)
 この中で、「アート系」は演劇やダンスなどで、よく「演劇ワークショップ」という形でイベントを行うところは多い。また、「社会変革系」とは、人権や平和といった個人よりも社会を変えていくことに重点を置いた分野でも使われている。なお、「統合系」は、いくつかテーマを併せて「ワークショップ」を行うもので、個人と社会の癒しと社会変革などがこれにあたる。

 私が「ワークショップ」を行う分野は、上の分け方で言うと「まちづくり系」、「自然・環境系」、「教育・学習系」にあたると思う。例えば、環境教育の仕事のなかで、環境リーダーを育てる講座を行う場合に、グループワークの中でよく「ワークショップ」を行う。グループでの活動計画を立てるところから始まり、活動計画を実施して評価をする。評価のあとは、今後の計画を練る作業を受講者にしてもらう。このように環境リーダーの講座では、講義だけリーダーを育てることは難しく、受講者に自ら行いたい活動を計画してもらい、実際に計画した活動をもとに次の活動につながるものをもって帰ってもらうことで、体験と知識を統合させ、市民活動などのリーダーを育てるために「ワークショップ」という手法を行っている。

 また、「まちづくり系」では、住民や行政、業者などのあらゆる立場の人がまちを作る主人公であるため、合意形成をしていくことが重要になる。その合意形成を図る過程で、「ワークショップ」を行うことがある。どういうものをまちに作り、どうデザインするかアイデアを出し合い、合意形成をしていき新たなまちを作るわけです。

 企業でも最近は、研修や会議の場で「ワークショップ」を取り入れるところが多い。新人研修・管理職研修などでは、組織で大切なチームワークや意思疎通を図るために取り入れられ、会議ではアイデアを出し会う場としてや参加者の双方向のコミュニケーションを図るために行われています。

 次回は、実際に私が行っている「ワークショップ」の進行や流れをご紹介します。

その3 「ワークショップ」の進行や流れはどう組み立てるの?

 さて、「ワークショップ」はどういう進行や流れで組み立てればいいのでしょうか? 今回は、私がやってきた「ワークショップ」を参考に、「ワークショップ」の進行や流れを組み立てる上で大切にする点をご紹介します。

 まず、「ワークショップ」を進行していく前に、何のために「ワークショップ」を開き、参加者がどうような状態になればよいのかはっきりねらいをもって準備しよう。「ワークショップ」も本番よりも企画や準備の段階でねらいを考え、どうような進行にするかで「ワークショップ」の成功のほとんどが決まる。「準備8割」とはまさにこのこと。
 つまり、主催者側のねらいに併せて、参加者の構成や会場などの雰囲気、あるいは参加者はどんなことを期待して「ワークショップ」に参加してくるのかを想定して、進行や流れを組み立てる必要がある。

 そして、何より参加者が楽しめるものかが大切なポイント。楽しそうなものでなければ、参加者の意欲も下がる。参加者1人1人が参加できる作業や1人1人の持っている特技などを生かしてあげる場を作ることで参加者も楽しくなり参加意欲を促すこともある。
 また、室内でじっとしているものであれば、進行のなかで、室内や外で体を動かすゲームや運動を取り入れると「ワークショップ」に変化がでてくる。「起承転結」も進行の上では、大切になるので、企画書や進行表を作って「ワークショップ」の流れを整理するとよい。

 次回は、実際の進行表を元に、もう少し詳しく「ワークショップ」の進行をご紹介します。

「ワークショップ」の様子

「ワークショップ」は準備の良し悪しで、本番の中身が左右される

その4 「ワークショップ」の流れをデザインする

 前回に引き続き「ワークショップ」の進行についてご紹介します。今回は、実際の「ワークショップ」の流れを時間の経過を軸にご紹介します。

 まず、「ワークショップ」の流れを「つかみ」、「本体」、「まとめ」という3つ括りでご紹介します。

 まず、「つかみ」ですが、これは本題(「ワークショップ」のねらいとなる作業や学習など)に入る前に参加者の「学びの準備」を促すものです。
 参加者が集まり「ワークショップ」が始まりますが、まず、「ワークショップ」の基本的なルールや簡単な流れを参加された方に紹介することが必要です。例えば、主催者の挨拶、施設の説明、一方的な講義ではないことを伝えたり休憩や終わりの時間についてインフォメーションすることなどです。
 続いて、何のために「ワークショップ」を開いたのか参加者に説明することも大切です。これは、何のために「ワークショップ」を開いているのか参加者(主催者も)に意識してもらい、流れが「ワークショップ」自体のねらいから外れないようにするためです。ただ、主催者側の個人的な思いを参加者に押し付けないように。
 「ワークショップ」自体のねらいが参加者と共有できたところで、今度は、参加者の緊張をほぐしてあげましょう。組織やグループ内の「ワークショップ」の場合では、参加者全員顔見知りということもありますが、それ以外の場合は、参加者全員が顔見知りということは滅多にないので、緊張をほぐすために自己紹介などをします。しかし、単に「○○です。よろしくお願いします。」というだけでは、緊張がとけにくく、面白みがありません。ここは、もう少しゲーム要素を取り入れてもいいでしょう。例えば、A4ぐらいの紙に4つスペースを作り、「名前と所属」、「出身・どこから来たのか」、「ニックネームと由来」、「ワークショップに期待すること(持ち帰りたいこと)」などを紙に書いてもらい、それぞれペアーを作り、お互いに2,3分で自己紹介をしてもらう。これをペアーをかえ、数回やれば場の雰囲気が少しは和むことでしょう。このように、参加者(もしくは主催者なども含め)の緊張をほぐすことを「アイスブレーク」、「アイスブレーキング」などと言われています(「アイスブレーク」については、今後このコーナーで詳しくご紹介する予定です)。

 「つかみ」の次は「本体」に入りますが、「本体」は、数分から数時間程度の活動(「アクティビティ」、「ワーク」、「エクササイズ」などと言われる)を通して、参加者を「ワークショップ」自体のねらいに近づけます。ある意味、この「本体」の部分は、「何でもできる」時間なのかもしれません。何かものを作ってもらったり、話あってもらったり、自然の中で何かを感じてもらったり、室内で体を使ったゲームをしたりとそれぞれです。ただ、あくまでも「参加者主体」であることを忘れてはいけません。
 また、「やりっぱなし」ではなく、活動後は補足の講義や活動内容や過程の「ふりかえり」や参加者同士が感じたことや感想を話あう「わかちあい」などを行うことをお勧めします。これらによってやった活動が何倍にも価値を持つものになる可能性があります。これらの活動をいくつも(1つの場合もありますが)繰り返すことで、参加者の学びが深まり、「ワークショップ」のねらいに近づいていきます。

 最後に、「本体」の後には、「まとめ」があります。「まとめ」は、「ワークショップ」全体の「まとめ」であって、前記の「本体」の個々の活動のまとめとは少し異なります。内容としては、前記の「ふりかえり」や「わかちあい」を「ワークショップ」全体を通して行い、参加者が「何を学んだのか」、「何を持ち帰りたいのか」など「ワークショップ」で得た成果を確認してもらいます。成果の確認をすることで、「ワークショップ」の後の生活の中ですべきことなどが意識されます。「ふりかえり」や「わかちあい」の方法はさまざまで、意見を述べてもらう方法やあらかじめ用意したシートに書いてもらう方法などがありますが、「わかちあい」は可能な限り参加者全員の感想や感じたことなどを拾ってあげると「ワークショップ」の多様性(感じ方は人それぞれということなど)がわかります。
 参加者の「ふりかえり」や「わかちあい」のほかにも、「ワークショップ」自体の「評価」をこの場ですると主催者側にも次につながる成果が得られます。簡単なアンケートならきっと参加者も協力してくれずはずです。

 次回は、「ワークショップ」を円滑に進めて行く「学びの促進者=ファシリテーター」の役割についてご紹介します。お楽しみに。
 

「ワークショップ」の流れの一例(出典:『森林環境教育プログラム事例集 ふれあい・まなび・つくる』)

「ワークショップ」の流れの一例
(出典:『森林環境教育プログラム事例集 ふれあい・まなび・つくる』)

その5 「ファシリテーター」ってどういう役割の人?

 今回は、「ワークショップ」で「学びの促進者」となる「ファシリテーター」の役割をご紹介します。

 「ファシリテーター」という言葉は、「促進する」、「助長する」という意味の英語の「ファシリテート」(ちなみに、名詞形は「ファシリテーション」です)からきています。したがって、その機能を担う人、つまりワークショップの「進行促進者」として「ファシリテーター」が登場してきます。

 しかし、単なる司会者ではなく、はたまた人の上に立て教える先生でもない。「ワークショップ」とい場において、参加者を支援し、促進する。また、参加者が心を開いて、自ら学びを得られるような場作りをする。時には、そそのかし、参加者の能力や特質を引き出し、参加者が動くまで待つこともある。
 こういうふうに、「ファシリテーター」の理想の姿を挙げていくときりがありませんが、ワークショップでは「ファシリテーター」が、大切にしなければいけないのは、参加者を思いやることです。参加者が本当に楽しんでいるのか、学んでいるのか、納得がいっているかなど、可能であれば参加者1人1人に、気を使うことが必要です。これは、ワークショップの主役が参加者であるため、人前で話す先生や司会者のように「ファシリテーター」が主役になっては、参加者の主体的な学びを生み出し難くなってしまうからです。
 しかし、かと言って「ファシリテーター」は、参加者任せにしていいかと言うとそうではありません。参加者がワークショップで行き着く目標(全体の場の最終成果)まで、脱線しないようにワークショップを進行させることが必要です。参加者の中でグループを作り、もしグループ内での議論や作業がその場の目指すべき姿から離れた時は、しかっり戻してあげることをします。ただ、「これは違いますので、こうしなさい」というのではなく、「いまの議論はテーマに合っていますか?」や「グループでやるべきことはシェアできていますか?」など、参加者が自ら脱線していることに気づいてもらうような投げかけをすることが大切です。

 また、ワークショップに限らず、「ファシリテーター」という役割がいろいろなところで注目をされはじめています。
 例えば、企業では会議を円滑に進めるためファシリテーターを司会者に代わって置いたり、行政やNPOなど異なる組織や団体が協働して仕事を進めるために仲介として立つ協働ファシリテーターがいたりと、活躍の場はさまざまです。
 これからは、きっと「ファシリテーター」という職業ができ、プロとして働く人が増えることでしょう。

 次回は、「ワークショップ」を取り巻く人(参加者、ファシリテーター、プロデューサーなど)の関係から、「ワークショップ」を捉えたいと思います。

●参考図書:『ファシリテーション革命』(中野民夫著、岩波アクティブ新書)
●関連団体:特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会

その6 「ワークショップ」を取り巻く人の役割について

 今回は、「ワークショップ」を取り巻く人(参加者、ファシリテーター、プロデューサーなど)の関係から、「ワークショップ」を捉えていきます。

 1つの「ワークショップ」を取り巻く人は、参加者、前回の第5回でご紹介した「ファシリテーター」のほか、「プロデューサー」の存在も忘れてはいけません。

 「プロデューサー」と言うと、大掛かりなイベントやテレビや演劇の「プロデューサー」を想像しがちですが、「ワークショップ」とい場における「プロデューサー」は、「企画者」や「脚本家」と言ったほうがしっくりいくかもしれません。
 第3回と第4回でご紹介したワークショップの企画や準備は、主催者が行なうことが多いのです(この時は、主催者=プロデューサーになります)が、時に「プロデューサー」を専門に置き、ワークショップを作ることもあります。
 「プロデューサー」の役割は、ワークショップを演劇に例えると分かりやすくなります。演劇での「役者」は「参加者」にあたり、役者の持ち味を生かす現場監督が「ファシリテーター」にあたります。そして、演劇の骨格を決める脚本家が「プロデューサー」にあたるわけです。
 場合によっては、「主催者」と「プロデューサー」と「ファシリテーター」を兼ねることがありますが、準備段階の「プロデューサー」という役割は、とても大切で、ここでワークショップの良し悪しが決まるといっても過言ではありません。

 「プロデューサー」、「ファシリテーター」、「参加者」の3者のコラボレーション(協働)によって、よいワークショップは作られ、参加者主体の学びの場が動き、新しい学びを生みます。
 「プロデューサー」という存在は、ワークショップ本体の現場では、ほとんど現れてこない役割なのですが、実はワークショップのほとんどを決めてしまうほど大変な役割なのです。

 次回は、「ワークショップ」の場で役立つ「7つ道具」をご紹介します。お楽しみに!

その1 「旅したくなる時はどんな時?」

 みなさんは、今までどれくらいの旅をしたことがありますか?
旅といっても、数ヶ月以上に及ぶ長期の旅もあれば、日帰りの旅もある。
また、海外へ一人旅や仲間とドライブという旅まで人それぞれで、数えたらき りがありません。

 でも、どうして私たちは旅をしたくなるのでしょうか?
劇作家・演出家の平田オリザさんは若い頃の旅をまとめた本の中で、人から「なぜ旅をするのか?」と尋ねられると、「何故、理由なく旅に出てはいけないので すか?」と答えたそうです。
 旅をする理由も、人それぞれだと思いますが、人が旅をする理由にはいくつ かのパターンがあると思います。
(もちろん、私が勝手に思っている分類です。特に根拠はありません。)

1.日常の生活(仕事や人間関係のしがらみなど)からかけ離れた所に行きたいという、ちょっと「逃げ」な理由から
2.旅を共にする人(友達や家族など)と楽しい時間を過すため
3.体を休めたり、精神的なリラックスを求めたり、おいしいものを食べたりする欲求を満たすため
4.知らない土地や人、文化などに触れ、新しい知識や体験、出会いを得るため
5.自転車で日本一周や秘境への探検など、自分の可能性をチャレンジするため
6.仕事の出張や身の上の問題など必要に迫られ、旅をしなければいけないから
7.特に理由が見当たらないが、ただなんとなく旅したかったから

 このうちどれか(複数もあり)に当てはまると思います。

 旅をしたくなった時、改めて「何で旅しようと思ったのか」、この上の分類 で考えてみると面白いと思います。結構、旅の計画は、意識していないで漠然 と思い立つものですが、「いまこんな気持ちで旅したいんだ」と自分で旅の理 由を意識し「気づく」ことで、旅の捉え方も変わってきます。

 例えば、私が自転車で日本一周をしようと思った理由は、上の分類で、1、4、 5でした。なので、例えば1であれば、旅の最中は、旅の前の日常生活を省み ながら、旅で得たことを旅の後の生活にどう活かして、よい方向に変えていく か意識をしていました。

 そうすることで、旅で起こる色々な出来事に対して、違った切り口で旅を捉 えることができると思います。道中、ホームシックになり、もう帰りたくなっ たとき、出発前の気持ちを整理すると寂しくなくなることもあると思います。

 「旅したくなった」という時から、実はもう旅は始まっているのかもしれま せんね。

その2 「旅の計画書は書いていますか?」

 「旅がしたい!」と思い立った時、自然と頭の中で、「あんなところに行っ て、こんなことをして、泊まるところは・・・」とイメージを膨らませていき ます。しかし、案外その時に、「旅の計画書」を書いてないことが多く、いざ 旅に出た時に、「そういえばここも行きたかったんだよな」とか、「お土産を 買うお金がちょっと足りない!」なんてことになったりしていませんか?
 「旅に計画書なんて必要なの?」という方も多いと思いますが、結構、計画 書は準備の段階で大切になってきます。準備を確かなものにして、旅のトラブ ルを防ぐことにもなりますし、あとあと残るものとして思い出にもなります。

 計画書にまとめるのは、俗に言う「5W2H」の項目です。項目をそれぞれ紹 介しますと次のようになります。

 「What」は、旅で何をしたいかという旅の中身です。例えば、温泉に浸かり に行くと旅や富士山に登りに行く旅など、どんな旅をするかということです。

 「Why」は、何のためにその旅をするのかという目的です。文章で書いてみ ると、はっきりしてきます。私たちが普段、旅するときに案外ここが抜けてい ます。目的がはっきりさせ、旅先での行動を注意していないと、旅から帰って きて「そういえば、なんのために旅に行ったんだっけ?」と思い出すことに成 りかねません。例えば、日ごろの疲れを取るために温泉に浸かりに行ったのに、 温泉はほどほどで、お土産を買うためにお店廻りをしてしまい、疲れて帰って きたといことはありませんか?疲れを取る旅なら、極力旅先では体を休めるこ とを心がけましょう。

 「When」は、いつ旅をするのかという旅をする日時を示す場合と「○泊○日」 のように旅をする期間を示す場合があります。学生や社会人の人であれば、休 みに旅をする場合が多いのでおのずと休みの期間でできる旅のスケジュールに なります(場合によっては、ずる休みや有給休暇、休職ということもあります が・・・)。また、旅先のお祭りを見に行くなど、その時その場でしか味わえ ない旅であるときも、スケジュールが決まってくると思います。

 「Where」は、旅する場所です。これは、旅の中身や目的と関係してくると 思います。中身や目的がはっきりすると、具体的な場所も決まることもありま す。例えば、国内の世界遺産のうち、自然の世界遺産を見に行く旅とするなら ば、鹿児島県の屋久島や秋田県・青森県の白神山地などになる。

 「Who」は、誰と旅するかということですが、もちろん自分ひとりの「一人 旅」もあります。

 「How much」は、旅の予算のことです。どこから旅費を捻出して、どこでい くら使うのかあらかじめ考える。旅先でお金がなくなり帰れなくなったら大変 ですので、ちゃんとお金のプランニングもしましょう。

 「How」は、主に旅先まで行く交通手段のことです。これは、日程と行き先 に左右されると思います。特に海外の場合、帰りの飛行機がフィクスで取って いると飛行機の便に間に合わなければ、せっかくのチケットを無駄にしてしま います。

 あとは、旅に名前をつけると、よりその旅に行くのが待ち遠しくなります。 「祝、阪神優勝!大阪食い倒れツアー」、「日本一周、チャリの旅」などタイ トルをつけると、ちょっとした旅も面白さを増してきます。

 これらの項目を書いていくと、あなただけの「旅の計画書」が出来上がりま す。この計画書を旅を共にする人に見せたりできますし、旅の直前にその旅で 得たいことをチェックすることもできます。
 みなさんも今度、旅の前に「旅の計画書」を書いてみてはいかがでしょうか?